乾燥季節の冬を乗り越えるコツとは?
気温が低い冬は、部屋の暖房や入浴など、カラダの内側をあったかくすることにだけ気持ちが向かってしまいがちです。
こんなとき、単に身体を温めるだけではNGです。そのやり方をしくじってしまうと、なお一層乾燥が進んでしまいます。
乾燥シーズンを乗り越えるコツとは?
寒い時期は、乾燥の季節ですが、ストーブや暖房の利用によってさらに空気が乾燥します。
ここでは、そんな季節でも乾燥肌にならない工夫のコツをご紹介します。
暖房と加湿をうまくコントロールする
あなたのお部屋とか職場オフィスの湿度はどれくらいでしょうか?
冬季の室内環境のおおよそ半数で、仕事の時間帯の室内湿度が40%を下回るという
いわゆる低湿度であると言われています。
まず、身の回りの湿度を意識してください。湿度が低ければ適切な場所に卓上加湿器などを
利用して環境条件を調節してみます。
湿度のものさしは40~60%ですので、湿度が高すぎてもカビのきっかけとなってしまいますので
要注意です。
まめに湿度を確認する習慣をつけましょう。コンパクトな湿度計とか、温度計と湿度計がついた
時計も便利ですね。
最近では、スマートフォンのアプリにも湿度計とか温度計がついたものがあるとのことです。
入浴は38~40℃程度で10~15分くらいがベスト
カラダの内側を温めるためには、じつは、38~40℃くらいのお風呂に
10~15分程度入浴するのが一番いいんです。
気温が低い冬は熱いお風呂で直ぐにでも温まりたいと思いがちですが、
42℃以上のホットなお風呂につかると、
正常な角質層の生成や、傷が付いた角質層の再生がブロックされてしまいがちです。
スキンの保湿機能を確保・回復させるためには38~40℃くらいのお湯が丁度いいのです。
それに加えて、注意を払わないといけないのはお風呂につかっている入浴の時間です。
熱いお風呂は短時間でもダメですが、逆にリラックスしすぎて長時間お風呂につかるのもよくありません。
長くお風呂につかっていると角質層内のセラミドや皮膚表面を保護してくれている
大事な皮脂も流出してしまいます。
これでは、入浴も逆効果になって、お肌が乾燥しやすくなってしまいます。
やさしい洗顔と入浴後のスキンケアはなるべく早く
お風呂での洗顔は、もちろんやさしく洗います。決してゴシゴシ洗わないようにしましょう。
使うタオルもナイロンタオルは避けて、コットン系の低刺激のタオルを使ってくださいね。
一息ついて気が緩んでしまいがちな入浴後ですが、この時間帯がスキンケアの命の時間です。
お風呂に入った直後はしばらくの間スキン表面の角質層が水分が豊富になってしっとりしていますが、
その後はどんどん水分が蒸発してすぐに乾燥するため、
入浴後15分以内にスキンケアをすることがポイントです。
この入浴後は、角質が柔らかくなっていますので、皮膚から深く浸透しやすく、
じつは、スキンケアが最も効果的なタイミングになります。
スキンケアは、化粧水などの水分の多く含んでいるものから使う事で角質層への浸透がよくなります。
次に、モイスチャー美容液そして、乳液・クリームの順番に使うことが大切なポイントです。
お風呂上がりの素肌の水分をできるだけ蒸発させないようにサクサクとスキンケアでお肌の保護をします。